爽実会の茶室について
爽実会のお教室になるこちらの住宅は、私の父が40年ほど前に建てたものですが、元々の梁や構造を生かしながら、古民家風にフルリノベをいたしました。
茶室部分については、分からないながらも、
ほぼ全ての部分を自分で考え自分で選んでのセルフプロデュースに近いものでしたので、5年ほどと長くかかりましたが、大変楽しみながらのリノベ期間となりました。
京都、大徳寺へのお茶会通い、お茶室探訪に始まり、唐長さんの修学院離宮工房、アンティークショップギャルリー田澤さんなどを訪ねて、カルチャーショックを受けたこと、
東京でも、あちこちショールームやアンティークショップなどに通いながら、一つ一つの部材を選んでいったのも良い思い出です。
最後に直した八畳部分については、担当していただいた<リンクスホリ>のHさんには、私一人では気がつかないような真行草の床の間天井など、お茶人建築家さんならではのご提案も多く頂きまして、素晴らしいお茶室に仕上げていただきました。
余談ですが、2階住居部分のリノベについては、私のアメリカ滞在時代の住宅の雰囲気を再現したく、<アートハウス21>のYさんOさんには、ドア製作、照明器具の設置など色々ご協力いただきました。
八畳広間 <桐の間>
~2020年12月完成~ 咄々斎写し八畳広間
千家桐の襖紙 桐の欄間 桐の引手などを使用した部屋です。
こちらの部屋では、花月のお稽古もしています。 (花月=5人一組でするお稽古)
✳︎茶室製作<リンクス・ホリ>さん
六畳茶室 <兎の間>
~2016年6月完成~ こちらが最初にできた部屋です。
イギリスのアンティークペンダントライトなどを使用した
和洋折衷スタイルの六畳茶室です。
花兎の唐紙使用のため、兎の間と呼んでいます。
立礼テーブルスタイルの部屋 <藤の間>
~2018年12月完成~ こちらでは、テーブルスタイルでのお稽古をしています。
藤棚風カーテンをお願いしましたので、<藤の間>と呼んでいます。
✳︎カーテン製作 外苑前<モンルーベ>さん